2014年11月30日、第2回「八王子Short Film映画祭」を開催しました。
昨年に引き続き当日は多くのお客様にご来場いただき、昨年以上の大盛況の中幕を閉じることができました。
ご来場頂いた皆様誠にありがとうございました。
◇一般部門◇
グランプリ
『エンドロールを撮りに』(中泉裕矢監督 2014年)
準グランプリ
『不旋律のソナタ』(岡元雄作監督 2014年)
審査員特別賞
『やわらかな秘密』(生見司織監督 2014年)
日本閣特別賞
『Last Wedding Dress』(上田慎一郎監督 2014年)
◇学生部門◇
グランプリ
『a vision』(高田玲於奈監督 多摩美術大学)
準グランプリ
『Fall in love』(西田良平監督 日本工学院八王子専門学校)
第2回の映画祭では、7作品の上映を予定しています。
映画祭に先駆けて、作品のあらすじと監督をご紹介します!
『Last Wedding Dress』
上田貞夫(71)の妻 上田コトミ(70)は余命が近い。貞夫がコトミに「最後にしたいことはあるか?」と聞くと、コトミは「最後にウェディングドレスが着たい」と答える。二人は結婚当時、金がなく結婚式を挙げられなかったのだ。貞夫はコトミが死ぬ前にウェディングドレスを着せてやろうと奔走し始める。
上田 慎一郎(ウエダ シンイチロウ)
中学生の頃から友人と自主映画を制作。2009年、25歳の時に仲間を集い、映画製作団体PANPOKOPINA(パンポコピーナ)を結成。当団体では現在までにで10本の映画を製作し、20以上の映画祭で入選・受賞を果たす。「100年後に観てもおもしろい映画」をスローガンに、不変性の高いメッセージをポップにくるんだ娯楽性の高いエンターテイメント作品を創り続けている。
『不旋律のソナタ』
偏屈な指揮者の板東大作は、
岡元雄作(オカモト ユウサク)
1980年新潟県生まれ、東京都在住。
『ピグマリオン』
大学生活に馴染めない女・(奈月)と社会生活に馴染めないカメラマンの男・(晃太郎)。二人は「地球で二人ぼっち」だった。 晃太郎は『彼女の喜ぶ笑顔が見たくて』カメラを続け、奈月は『彼がカメラで評価されるのが嬉しくて』写真モデルをやっている。そんなある日、路上生活者の男と出逢い意気投合する。彼もまた社会不適合者であった。 そんな生活路上者の男との出逢いが、小さな奇跡を巻き起こす事となる…。
笹木 彰人(ササキ アキヒト)
兵庫県出身。劇団絶対王様を旗揚げし、作・演出・俳優としてデビュー。劇団は『演劇祭あらし』と呼ばれ、作家としてはメディアから『絶望職人』と称され活躍。2006年に初監督した短編映画が山形国際ムービーフェスティバルにて審査員特別賞を受賞し今に至る。現在は映画監督・脚本家・舞台演出家・俳優としてマルチに活動中。
不器用にしか生きれない人間にスポットを当て作品を創り続けている。
『ワタシ カレシ ツクル』
結婚式場で働く直子は、彼氏いない歴34年と362日。
たかせ しゅうほう
1976年3月6日、福岡県生まれ。大阪、高知、福岡で育つ。
『彼女がドレスを脱ぐ理由』
『エンドロールを撮りに』
「ブライダルを撮るために写真をやってるんじゃない。俺はヒリヒリした人間の狂気を撮りたいんだ」結婚式場カメラマンとして働いている遠藤修一は、酒が入るたびに上司の花村に愚痴をこぼす。恋人のすみれにも「戦場カメラマンになる!」と息巻くものの、実行の気配は皆無。とある日、花村からビデオレター撮影の仕事を任された遠藤。依頼主のおばあさんとの会話も和やかなものの、肝心の撮影は上手くいかず・・・
中泉 裕矢(ナカイズミ ユウヤ)
1979年茨城県生まれ。2002年から役者として活動を始め、その後約10年間舞台を中心に役者を続ける。2011年から映像製作を初め、同年7月初監督をした作品『円罪』が多くの映画祭にて賞を獲得する。その後映像製作チームfilm_puzzle(フィルムパズル)(http://filmpuzzle.org/)を立ちあげる。
昨年の第1回八王子Short Film映画祭にて準グランプリを獲得。
『やわらかな秘密』
一番近い存在だったはずの姉妹。いつだって側にいたはずなのに、2人の間には埋められない距離が出来ていた。姉を受け入れられない妹・このみ。それでもなお妹のことを思い、式場にかけつける姉・ちひろ。姉妹の掛け違った思いは修復されるのか。結婚式場を舞台に繰り広げられる、姉妹のストーリー。
生見 司織(ヌクミ シオリ)
福岡県出身。
地元福岡で役者として活動後、2004年より拠点を東京に移し、舞台を中心に活動を続ける。役者業の他に、カフェ公演のプロデュースも行い、脚本・演出を手掛ける。2013年より映像制作チームfilm_puzzle(http://filmpuzzle.org/)に所属し、映像制作に携わる。本作が短編映画デビュー作となる