第3回八王子ShortFilm映画祭

2015年12月6日、第3回「八王子Short Film映画祭」を開催しました。

今年も当日は多くのお客様にご来場いただき、昨年以上の大盛況の中幕を閉じることができました。

ご来場頂いた皆様誠にありがとうございました。

◇一般部門◇

グランプリ

『テイク8』(上田慎一郎監督)


準グランプリ

『私以外の人』(谷口雄一郎監督)


審査員特別賞

『だんらん』(生見司織監督)

  

日本閣特別賞

空を知らないカイコガは飛べる事を知らず地を這い回るのか

(笹木彰人監督)

12月6日タイムスケジュール

<開場>

12:20~

<開演>

13:00~ 

<学生部門>

13:15~

<一般部門第一部>

13:50~

『私以外の人』 

『だんらん』

『テイク8』

<休憩>

 

<一般部門第二部>

15:10~

『ウエディング・シックスティ―ン』

『空を知らないカイコガは飛べる事を知らず地を這い回るのか』

『KinkyLove』

『Colorful』

監督インタビュー

<休憩>

 

<招待作品上映>

17:00~

『幸せの鳥は青くない』

<審査発表>

18:00~

<閉会>

上映作品

第3回の映画祭では、一般部門ノミネートの7作品と学生部門の作品、昨年度グランプリの中泉監督の招待作品を上映致します。

映画祭に先駆けて、作品のあらすじと監督をご紹介します!

招待作品

『幸せの鳥は青くない』

仲良しの姉妹、一実と二葉。そして二人の幼なじみの少年、哲郎。あの頃、三人の間で流行していた遊び、『幸せの青い鳥』ごっこ。チルチルミチルになったつもりで、川辺や森を探検した日々。ある夜、眠りにつく前の一実と二葉に、母は優しく伝える。「あのね、幸せの鳥は青くないんだよ」やがて、大人になった三人は、距離も心も離れてしまうけど、きっとずっと、胸の内はあの頃のまま、幸せの鳥を探していた。

過去と現在を結んで、未来に向かおうと足掻く三人の物語。

中泉裕矢(ナカイズミユウヤ)

1979年茨城県出身。映像製作団体Film_puzzle代表。

2012年初監督作品「円罪」がSKIP国際Dシネマ映画祭2012ノミネート、第二回JimxJimアワードグランプリ等を獲得。2014年には短編映画「母との旅」が日本芸術センター第6回映像グランプリ等3つの映画祭でグランプリを獲得する。八王子を舞台にした「エンドロールを撮りに」は、第2回八王子ShortFilm映画祭にてグランプリを獲得。

初の商業映画「ホテル菜の花」が2015年12月12日からテアトル新宿等、全国公開を控える。

予告編

一般部門ノミネート作品

『私以外の人』

コーヒーにこだわることしか趣味が無い男がある日、ふとしたきっかけで、隣に住む女性と知り合う。そして、彼女が無くした鍵を一緒に探すこととなるのだが…

谷口雄一郎(タニグチユウイチロウ)

1980年愛知県春日井市生まれ。

日本映画学校在学中からフリーの録音助手として映画製作の現場へ

2009年『純子はご機嫌ななめ』が伊参スタジオ映画祭シナリオ大賞の2009短編部門大賞を受賞。翌年、自ら映像化。

2010年伊参スタジオ映画祭にて初上映し以後全国映画祭に出品、国内映画祭四冠。

2013年二作目「ゆびわのひみつ」が札幌国際短編映画祭最優秀国内作品賞、ハリウッドで開催されたLAEigaFestにてGoldenZipangAward(グランプリ)を受賞。国内外映画祭七冠を成し遂げ、その後もコンスタントに製作を続ける。

予告編

『だんらん』

ある日母が突然言った。

「お母さん、お母さんを卒業します。」

次の日から、母は母を卒業した。


ちょっとヘンテコな家族に突然訪れた結婚騒動。

一人の少女が家族と向き合い、家族のあり方を見つめる物語。

生見司織(ヌクミシオリ)

大学卒業後、地元福岡で就職。社会人をしながら役者として舞台を中心に活動する。2004年より拠点を東京に移し、演劇活動を続ける。役者業の他に、舞台やカフェ公演のプロデュースを行い、脚本・演出を手掛ける。2013年より映像制作チームfilm_puzzleに所属し、映像制作に携わる。2014年に監督デビューを果たす。「第2回八王子ShortFilm映画祭」審査員特別賞

予告編

『テイク8』

自主映画監督の隆夫は恋人の茜を花嫁役に「結婚」をテーマにした新作を撮影中。残すは1シーンであったが、花嫁の父役が急遽欠員。やむをえず、現場見学に来ていた茜の父、徹が代役を務める事になる。徹は隆夫に難癖をつけ、中々OKを出させない・・・。

上田慎一郎(ウエダシンイチロウ)

滋賀県出身。東京在住。中学生の頃から友人と自主映画を制作。2009年、25歳の時に仲間を集い、映画製作団体PANPOKOPINA(パンポコピーナ)を結成。当団体では現在までに10本の映画を製作し、国内で30以上の映画祭で入選・受賞を果たす。『100年後に観ておもしろい映画』をスローガンに、普遍性の高いメッセージをポップにくるんだ娯楽性の高いエンターテイメント作品を創り続けている。世界のエンターテイメントを背負って立つ映画製作チームを目標に日々邁進中。監督作「4/猫ねこぶんのよん~猫まんま」が2015年12月12日よりテアトル新宿ほか全国劇場公開予定。

『ウエディング・シックスティ―ン』

家出をした女子高生ユリの前に、突然ウエディングドレス姿のマキが現れる。

マキに手を引かれるがままに、走り続けるユリ。

果たして二人は、どこへ向かうのか……。

伊藤拓也(イトウタクヤ)

1986年5月20日生まれ。専門学校卒業後、助監督として現場での活動を経て、映像団体「AltanCinemas」として活動中。受賞歴として、【飛べ!まいほ】第1回セルビア日本短編映画祭グランプリ第4回Oido 映画祭ノミネート

予告編

『空を知らないカイコガは飛べる事を知らず地を這い回るのか』

友人の借金を背負わされた男のもとに、小学校の同級生から連絡が入る。

「結婚披露宴で代理出席バイトをやってくれないか?」

男が出向くと、なぜか新郎の代理を演じる事に。聞けば他の来賓客も、そして新婦さえも代理らしい。この結婚式は誰が本物なのか・・・?

笹木彰人(ササキアキヒト)

兵庫県出身。劇団絶対王様を旗揚げ作・演出・俳優としてデビュー。劇団は『演劇祭あらし』と呼ばれ、作家としてはメディアから『絶望職人』と称され活躍。初監督した短編映画が山形国際ムービーフェスティバルにて審査員特別賞を受賞し、翌年長編映画監督デビューを果たす。「不器用なダメ人間」「生きづらい人」にスポットをあてた厳しく優しい映画を製作し続けている。

予告編

『KinkyLove』

結婚式にまつわる変人3部作。

花嫁の口紅を愛する式場スタッフ、自らの香りを愛する花嫁、娘の全てを愛する花嫁の父・・・神聖で幸福に満ち溢れた結婚式を、愛をこじらせた変人たちが彩る。

立岡未来(タチオカミライ)

1983年生まれ。神奈川県出身。

ショートフィルム、MV、バラエティ番組など様々なジャンルで映像作家・脚本家として活動。J:COM八王子の番組【恋する八王子彼女―ハチカノー】を起案&制作。

映像制作団体・PlatinumTiger代表。

予告編

『Colorful』

「神様、この一日だけは完璧な一日にさせてください」

結婚式という人生の一大イベントに新婦の美鶴(ミツ)は並々ならぬ想いを掛けていた。

しかし、結婚式当日、彼女は激怒していた。彼女の前には、ぐちゃぐちゃに潰れたブーケ。平謝りする兄嫁と号泣している姪。彼女が花言葉から念入りに調べて作り上げたこだわりの白のブーケが、ぐちゃぐちゃに壊されてしまったのだ。そこへ友人のあんなから、携帯に連絡が入る。友人代表としてスピーチもお願いしていたあんながまさかの欠席。おまけに、いるはずの父親がさっきから見当たらない。爆発寸前の美鶴のカラフルな一日がここから始まっていくが…。

真田幹也(サナダミキヤ)

演出家・蜷川幸雄の元で修業を積み、2005年監督作『セラミド』がTBSデジタルコンテスト6+1にて奨励賞を受賞。2006年文化庁「若手映画作家育成プロジェクト」に選出され『LifeCycles』を監督する。2014年『キスナナthe Final』にて高砂市観光協会長賞、『道玄坂事変』にて第1回映画少年短編映画祭準グランプリ、『オオカミによろしく』にてちちぶ映画祭2014グランプリを受賞。

自転車キンクリーツカンパニー所属。

予告編